敬天愛人フォーラム21 西郷隆盛に学ぶ
南洲翁遺訓 第27条

南洲翁遺訓 第27条

原文

過ちを改めるに、自ら過ったとさへ思ひ付かば、夫れにて善し、其事をば棄てて顧みず、直に一歩踏出す可し。過を悔しく思い、取繕はんと心配するは、譬へば茶碗を割り、其欠けらを集め、合せ見るも同じにて、詮もなきこと也。

現代語訳

過ちを改めるに、自分から過ったとさえ思いついたら、それで良い。その事をさっぱり捨てて、ただちに一歩前進するべし。過ちを悔しく思って、あれこれと取りつくろおうと心配するのは、たとえば茶わんを割って、その欠けらを集めて、合わせて見るのも同様で何の役にも立たぬ事である。