敬天愛人フォーラム21 西郷隆盛に学ぶ
南洲翁遺訓 第31条

南洲翁遺訓 第31条

原文

道を行ふ者は、天下挙て毀るも、足らざるとせず、天下挙て誉るも、足れりとせざるは、自ら信ずるの厚きが故也。其の工夫は、韓文公が伯夷の頌を熟読して会得せよ。

現代語訳

正しい道を生きてゆく者は、国中の人が寄って、たかって、悪く言われるような事があっても、決して不満を言わず、また、国中の人がこぞって褒めても、決して自分に満足しないのは、自分を深く信じているからである。
そのような人物になる方法は、韓文公(韓退之、唐の文章家)の「伯夷の頌」(伯夷、叔斉兄弟の節を守って餓死したことを褒め称えた文の一章)をよく読んでしっかり身に付けるべきである。